2019年の映画初めがこんなに鑑賞困難な作品とは思いませんでした(💢'ω')
ヒュートラ渋谷でしか観られなくて、しかも1週間1日1回しかやってないとか酷くない?
でも観て良かった、いい映画初めが出来ました。小物でメタファーする映画だーいすき。
国民的歌姫リラが引退して10年、復帰コンサートを前に記憶喪失になってしまう。彼女の大ファンで歌真似しているシングルマザーが、歌姫本人に歌を教えるが‥‥という話。
主題は「わたしをわたしたらめるものとは何か」だと思っています。
序盤で折り紙と共に「1度平にして折り直した方が楽だわ」というブランカのセリフが出てくるけど、これが記憶喪失リラの比喩ですよね。で、「わたしをなぞったものは、はたしてわたしなのか?」というアイデンティティの話になるのかなと思いきやちょっと違う。
終盤同じ折り紙を使って「折り直すんじゃない、新しく別のリラを作るんだ」となる展開は素晴らしいと思います。
ネタバレ部分はコメントにて。