このレビューはネタバレを含みます
自分の身体の一部に触れることは、「触れる身体と触れられる身体の両義性」が生じることである。メルロ=ポンティが提唱した身体の「二重感覚」は、自己の原初的な気づきとして、そして、自己が客体化される両義性…
>>続きを読む二人の歌い手の人生。お互いの人生に接する手触りが感じられて良い。
これまで別々の生き方をしてきた結果の今があり、二人が接して元の自分に戻り、それぞれがまた変わるという過程が丁寧。
記憶を失った国民…
欠点がないわけじゃないけど(ラスト近く、重要な事実をセリフで説明して終わりだったりとか)、好きな映画です。前作「マジカルガール」のような衝撃はないけど、セリフも美術も、なにもかもが最小限に抑えられて…
>>続きを読むあらすじを読んだときは、「これ絶対面白いヤツじゃん!」って思いましたよ。
『マジカルガール』で安部公房リスペクトを掲げ、魔術的リアリズムの扉を叩いていた監督の新作ってことだったので、『パーフェクト…
観ている間中も観終わった後も言語化不可能な感覚に襲われてた。
「面白い」けど「面白い」じゃなんか違う気がするし。
個人的感覚で傑作。
「好き」とか「面白い」とかじゃなくて「傑作」。。。
この監…
海辺の家が舞台で女性2人が片方のリハビリを行っていくうちにそれぞれの人生が交錯しあっていく様子は完全にベルイマンの「仮面 ペルソナ」ですね。
「仮面 ペルソナ」を元にしながらも、「マジカル・ガール」…
マジカルガールに続き再び正体不明だけど只ならぬ面白さのこの作品。
アイデンティティを失った女の愛憎と失落。終始此方のメンタルを揺さぶる先の読めない展開、序盤から積み上げられる緻密で練りに練られた仕掛…
同監督作「マジカルガール」が大好きだったので今作も鑑賞。
終始謎めいた感じとラストのじっとりした気持ち悪さはマジカルガールと似てて良いなと思いましたが、映画への引き込まれ具合はまだマジカルガールの…
表舞台から姿を消した歌手リラは10年ぶりに復帰コンサートを控えるも海で溺れて記憶喪失になり、歌と踊りを全て忘れてしまう。彼女の大ファンで全曲を完コピ可能なシングルマザーヴィオレタの存在をネットで知っ…
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