国民的歌手リラ・カッセン(ナイワ・ニムリ)は発作で倒れて記憶を失い、歌うことすらできなくなってしまったが、マネージャーのブランカは、リラの曲を本人のように歌いこなすビオレタと出会い、リラに歌の指導…
怪作『マジカル・ガール』の監督、カルロス・ベルムトの2作目です。『マジカル・ガール』は2017年に観た映画の中で文句なしのベスト1位だったのですが、今回久々にこの監督作を鑑賞して当時の衝撃を思い出し…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
なんて作品なんだ
人生最高の日だと思わせてくれた二人が
人生最期の日のきっかけになる
想像の余地を与える
その想像が正しいかどうかは誰にも分からなくまた正解もない
映画とはかくあるべきなのかも…
代償を払ってまで追い求める事ってなんだろう。
一言で言い表せないほど入り組んだ物語だけど、静かに、淡々と、抑制された演出で、登場人物たちの心情の移ろいを描くカルロスベルムト監督の手腕には驚かされる…
記憶喪失のスーパースターと、
それに憧れるカラオケバーの店員。
という設定から想像するのは影武者というか、
成り変わりの話になってくのかと思いきや、
最終的には2組の母娘の愛憎の話だった。
今作…
笛の音がやや尺八的な感じで空間的です
静かな進みでどうなるのか分からないのですがヴィオレッタが出てくる辺りから波がドドドッと押し寄せてくる
母親と子の繋がりから始まり
自我の目覚めが自分に強烈な影…
折り紙、壁に飾られた扇子、部屋着としての着物。
海外の日本好き監督が映画に日本のアイテムを使うのを時々見かける。その中には「なんだこれ」という使い方で雰囲気ぶち壊しのものもあるが、この作品でのさりげ…
記憶喪失になった国民的歌手と、そんな歌手の歌を夜毎歌っているカラオケBAR勤務の店員が出会った事で周囲に変化が出始め……という作品でした。
とても素晴らしかったです。
序盤から何とも言えぬ空気感の…
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