2000年以降はワイヤーアクションというトレンドに迎合できずにやる気をなくして一切動かないセガールだったがそれでも一時期はやる気を取り戻して全盛期とはいかないまでもそれなりのアクションを見せてくれていたのだが。
更にその後はアクションにチーム制を取り入れ若手に見せ場を任せつつというか押し付けつつ最後に良いところだけ持ってくというスタイルに到達…これはそれの系譜。
極力動かずにどころか殆ど画面にも出てこずに無敵の男というアクションスターとして不可侵な領域へ。
オフィスの一室での尋問シーンから始まり回想形式で物語っていくというスタイルは大体アレだ。
作戦の失敗で部下を死なせたことがトラウマになり人間的な逡巡を見せ銃が撃てないセガールなんて新しい描写も一瞬あるがそれ面白いのかどうかでいうと……。
セガール引退…?このまま晩節を汚していくくらいなら…と思いきやDMXとW主演の新作待機中。たぶんほぼDMXだけが頑張るんだろうな、きっと。
結局初期作を繰り返し観るのが一番良いのかもしれない。