NoAceJustYou

テリファイドのNoAceJustYouのレビュー・感想・評価

テリファイド(2017年製作の映画)
3.0
2021/6/6鑑賞。60点。
<見所>
・冒頭は近年のホラーでもベストシーン

<あらすじ・ネタバレあり>
ブレノスアイレスの住宅街。
排水口から異音がすることに悩むクララ。
夫・ホアンは、異音の原因が隣人・ウォルターだと思い注意しに行く。
帰宅したホアンがバスルームに行くと、空中に浮かぶクララが壁中に叩きつけられいる姿が。

クララは死亡し、妻殺しの容疑をかけられるホアン。
取調べを行った人物は、ホアンが妻を殺したとは思っておらず、以前に同じような殺人があったと教えてくれる。無罪を証明するには証拠が必要だという刑事。


事件から少し前。
ホアンの隣人・ウォルターは、自宅の中で起きるポルターガイスト現象に悩まされていた。専門家・アルブレックに助けを求めて何度も電話をかけるが、受付にブロックされて相談の機会を得られない。

ウォルターは、証拠の映像を撮るため、家の中にビデオカメラを設置。
そこには、自分が睡眠中部屋一面を移動する1体の人影が写っていた。ウォルターは銃を手に取ると人影が向かった方向に発砲。すると背後に人影が現れて、ウォルターを襲う。

翌朝。
ウォルターの家のそばに近づいた少年は、家の中から聞こえる声に怯え、後ずさる。少年は走行中のバスに轢かれてしまう。
数日後。
事故で死んだはずの少年が帰宅する。警部・フネスが、少年の母・アリシアと親密な関係にあるため、本件を対応。
アリシア曰く「息子は歩いて帰ってきた」。
他の警察官たちは、死んだはずの少年が動くところを目撃していて、家の中には少年の足跡があった。
フネスは【遺族の中には埋葬した死体を掘り起こして持ち帰る人もいるので、今回もそのケースに該当するのでは?】と思っていた。
フネスは警察官たちに、「母親が墓から掘り起こした死体が痙攣を起こしたんだ」と説明し、死体が動いた理由無理やりを納得させる。そんなフネスも、部屋中の幾つもの異変を見返すと、少年が墓から出てきて動いたような気がして、超常現象的な存在を薄々感じる。
フネスは、少年が二度と墓から出てこれないように埋葬すると、セメントで土を固める。

フネスと一緒に現場に立ち会った初老の検視官・ハノ。
ハノは、アリシアの家の外にいたアルブレックに話しかける。
彼は、アルブレックが超常現象の専門家と知っていた。
ハノは長い検視官人生の中で、一度死んだ人間が生き返る事象に何度か立ち会っていた。


ホアンの取り調べシーンに戻る。
ハノはホアンに、「警察が非公式の捜査を行うことを承認しているため、サインさえすればアルブレックと彼女の同僚・ローゼントックがクララの死の調査を開始できる」と説明する。
ホアンはサインをする。

アリシアの息子の一件で超常現象を信じるようになったフネスは、ローゼントックとともにホアンの家へ。家の中ではポルターガイスト現象が起き、ローゼントックが負傷。
アルブレックに連絡を取ったローゼントックは、「この家こそが【巣】だ」と報告する。
アルブレックは、不可解な現象が起きたホアン宅、アリシア宅、ウォルター宅には人間に敵意を持つ【異次元の何か】がいると確信。
ハルとアルブレックが襲われ、フネスは心臓発作を起こす。

フネスの前に現れたアリシアは、「息子が生き返っていたのにそれを隠し、墓に埋めた上セメントで土を固めた」と責める。
その場を車で去ったフネスは、部下・エンリケからの無線に対応。
死者復活の件で、警察が対応に追われていると聞かされたフネスはアリシア宅へ戻る。そこには壁に吊られたアリシア&両目をえぐられたハルがいた。フネスはアリシアの家に火をつける。

後日。
フネスは生きた人間に火をつけ、妻を殺害した犯人として警察に追われていた。
フネスの件で事情聴取を受けるホアンは、刑事たちのすぐ後ろにフネスとローゼントックがいると指摘。刑事たちが振り返ってもそこには何もいない。だが、勝手に椅子が動き出す。
確実に見えない何かがすぐそこに存在していた。
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・最初はとんでもない名作かな?と思ったけど中盤までの勢いに対して後半の失速具合が・・・。

・この映画は続編作って欲しい!
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