【ソスカ・シスターズの“伝染るんです”】
クローネンバーグ初期作『ラビッド』のリメイク。日本では劇場未公開だが、映画祭か何かで上映したのかな?レンタル始まったので借りて見た。
ホラー漬けソスカ・シスターズが監督しているのは後から知った。知ると、はは~んというカンジはあります。
オリジナルの強度に比べたら、バラエティなカンジ。女性監督による現代作品、としては器用にアレンジしてあります。超絶美容の要素が横串でずぶり、と突き刺さっている。
事故で大怪我したので、新技術で…怪しい…皮膚移植をしたら、ブスが美人になっちゃった、ていう。
冒頭、ローラ・ヴァンダーヴォートの微妙なブスっぷりがリアル過ぎて、うあ~女性監督だわこの視線…と戦慄した。
事故で登場する手術着が『戦慄の絆』なのはお約束で、微笑ましい。
やっぱりオリジナルが強すぎて、蛇足感はぬぐえませんでしたが。
この監督作だと『アメリカン・ドクターX』の方が面白かったが…医療系ホラー、好きなのかな?『フランケン・ふらん』映画化してよ。
<2020.8.24記>