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Z Bull ゼット・ブルのGTのレビュー・感想・評価

Z Bull ゼット・ブル(2018年製作の映画)
4.2
 エナジードリンクを飲んだら社員全員がゾンビ化した!…という内容。
 小難しい話一切抜き。とにかく頭を空っぽにして見れる映画だ。普段あんまりこういうのは見ないんだけど、たまには娯楽に徹した物を見たいと思って。
 エナジードリンクを飲んだ社員たちは、凶暴化を通り越して最早ゾンビのようになっている。あちらこちらで殺し合いが始まり、人間の首をボールにして投げ合うといったグロテスクなシーンも。基本的にコメディでふざけた映画だが、終始展開に飽きが来ず、非常に堅実に作られている印象。アメリカ流の小洒落たジョークに爽快なアクション、容赦のないゴアシーンに最後はお決まりの大爆発(クレイモアの威力じゃない)、そしてラブロマンスと、面白いポイントを一通り押さえている印象。金はあまりかかってないっぽく、最後に出てくるロボットは学芸会レベルのお粗末さだし、切断された手や首の作りも荒さが目立つ。が、それを含めて愛おしい作品だ。人生が豊かになるとかそういう類の映画じゃないが、暇つぶしにはもってこい。
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