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クーリエ:最高機密の運び屋のte2のレビュー・感想・評価

4.5
2021/09/07 試写会 in ユーロライブ

冷戦ものの映画を観たのは今回が初めてだったが、非常に上手く作られている映画だと思う。
そのように考える理由が二つある。

一つ目は当作主演のベネディクト・カンバーバッチの役作りだ。作品全体を通しても、冷戦時に居たセールスマンを最後まで違和感なく演じて、なんと言っても作品終盤の彼の姿は注目するべきポイントだと思う。

二つ目が、当作が現実感ある構成になっていることだ。「一般のセールスマンがスパイになって世界を救う」ここまで聞いただけでも冗談だと思ってしまうが、ソ連に渡った彼がする任務は一般人とかけ離れている行動は取っておらず、本物のスパイじゃなくても出来そうな任務であって、映画だからと誇張表現することなく、事実を忠実に再現できていた。

以上が私が当作を絶賛する理由である。

冷戦ものや戦争ものでは特に、学校の歴史で学ばれない部分で、世界や人々に対して貢献した方が多くいると思う。この機会に冷戦について少し知る意味でも「クーリエ・最高機密の運び屋」を観ては如何でしょうか、、、‼️
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