ジンロク

クーリエ:最高機密の運び屋のジンロクのレビュー・感想・評価

4.0
東西冷戦時代の中でも、もっとも核戦争が現実味を帯びたキューバ危機前後の状況を背景にしたスパイ映画。話も落ち着いておりリアルな緊張感がありました。政治色の強い映画だけども、個人的には国家体制の枠を超えた「友情」「家族愛」「人間の本当の強さ」のお話しとして楽しみました。ただ、フルシチョフがあまりにも暗愚に描かれていてちょっと気の毒。あと東側公安の冷酷さはあのとおりなんだろうとは想像できるが、描かれてはいないけれど西側も同様の行いをしていただろうことも認識していたいものです。最後にカンバーバッチの熱演に拍手喝采です。
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