カレン

クーリエ:最高機密の運び屋のカレンのレビュー・感想・評価

4.0
人類存続が危ぶまれたキューバ危機。ケネディ大統領を初めとする米国政府の苦悩に焦点を当てた映画「13days」は観ました。
しかし、彼らががギリギリのところで危機を回避した裏側では、今作の主人公、イギリス人のウィン﹙ベネディクト・カンバーバッチ﹚等のかげの活躍があったことは否めない。
セールスマンのウィンが、はからずもスパイ活動をする羽目になってしまうのだが…

冷戦時代の東西の状況
お互いにスパイを放ち
命を張った人たちが
暗躍していたあの頃

こんな中にも
真剣に世界の平和を
願った人々がいた

人類が生み出した悪魔
核兵器

あの時もしかしたら
世界は
滅んでいたのかも
知れない

いや、今でも私たちは
核の脅威の下
ただ呑気に
日々を暮らしているのかも
知れない

一度手にした禁断の兵器を
手放す勇気は並大抵ではない

世界から見たら
ほんのミクロな人々でも
何の力もない人々でも
このような映画を観て
考えを巡らせることは
多少なりとも
意義のあることだと思う。

カンバーバッチさんの体を張った役作りに👏👏👏
カレン

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