オベリベリ氏

クーリエ:最高機密の運び屋のオベリベリ氏のレビュー・感想・評価

3.0
人類滅亡寸前。
世界を超絶震撼させたキューバ危機、その隠れた立役者の二人の友情と偉業。
キューバ危機を描いた作品では『13デイズ』はアメリカ視点での展開だったが、今作はソ連側の英雄(ソ連的には裏切り者だが)の知られざる活躍。
ウィンはスパイではなく普通のセールスマンなのが面白い。ただ、何度もモスクワを行き来しているうちに緊迫感が薄れてしまう。『アルゴ』における国外脱出みたいなハラハラは無い。
実話ベースなので過剰な演出は不用という事だろうが。ハッピーエンドを期待したが、KGBは甘くない。
後半にカンバーバッチが激ヤセになるが、凄い役者魂…!