teke

クーリエ:最高機密の運び屋のtekeのレビュー・感想・評価

4.1
まず特筆すべきなのはベネディクト・カンバーバッチの快演だろう。
投獄されて半年経過した後の変わりようは凄まじく、もっと重い罪で収監されているはずのペンコフスキーが元気に見えてしまうほどである。
ただのセールスマンだったウィンがなぜここまでリスクのあるスパイになったのか。要職につき安泰だったペンコフスキーがなぜ祖国を裏切ってまでスパイになったのか。
ただ家族を平和な世の中で生きてほしいと願ったからだろう。

尚グレヴィル・ウィンの英語版wikipediaによるとその後妻のシーラとは離婚し、一人息子のアンドリューとも疎遠になった模様。現実は悲しい。
teke

teke