ひろ

クーリエ:最高機密の運び屋のひろのネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます

核戦争が今にも起こりそうな時に、世界平和のために自国(ソ連)を裏切るアレックスとアメリカに指名されて情報の運び屋となるイギリスのセールスマンの話。
テンポよく話が進むし、登場人物の緊張感とストレスが伝わってきて常にハラハラ。


アレックスを見捨てる決断をしようとしたCIAに対し、身の危険が伴うにも関わらずスパイの関係性を超えた友情から、「今こそ僕を利用しろ」と言ったウィンの覚悟がかっこよかった。
アレックスの亡命作戦決行の時はひたすら成功することを願って見てて、アレックスの家にKGBがいた時は絶望。
ただ、2人が拘束されて半年後、奥さんがウィンに「ソ連がキューバからミサイルを撤去した」と伝える所、そしてそれをウィンがアレックスに伝える所でそれぞれが想いを噛み締めて涙してるところはホントに心熱くなる。実話ベースということもあり、本当に望んでいる結末にはならなかったけど、自分達が命をかけてやった事が世界を救ったと彼らが知ることが出来て本当に良かった。

アレックスとウィンの友情と使命感、ウィンと奥さんの愛に涙

『ときに嘘は贈り物であり愛の行為だ』
ひろ

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