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クロースのkazu1961のレビュー・感想・評価

クロース(2019年製作の映画)
4.0
▪️JP Title :「クロース」
Original:「Klaus」
▪️First Release Year : 2019
▪️JP Release Date : 2019/11/15
▪️Production Country : スペイン
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-554
🕰Running Time : 98分
▪️Director : セルジオ・パブロス
▪️Writer : セルジオ・パブロス、ジム・マホーニー、ザック・ルイス
▪️Music D : アルフォンソ・ゴンサレス・アギラル
▪️Cast. : ジェイソン・シュワルツマン、J・K・シモンズ、ラシダ・ジョーンズ、ウィル・サッソ、ノーム・マクドナルド、ジョーン・キューザック
▪️My Review
時季外れの鑑賞ですが、とても良く出来たアニメ作品ですね。
予想以上に練られた良質な物語で、これまでのサンタクロース映画の中でも指折りの作品ではないかと思います。どこか懐かしいようで、でも新しくもある、何とも言えない既視感と新鮮さが一緒にやってきたような味わいがあります。
特に感心したのは、妥協のない丁寧な作品作り。
サンタクロースの誕生秘話として観た時に、キッチリと気になるポイントを漏れなく挿入してるのは見事としか言いようがありません。「なぜ煙突から家に入るのか」「なぜクッキーを食べるのか」「そりをひくのはなぜトナカイなのか」「なぜ空を飛ぶのか」「なぜ悪い子におもちゃをあげないのか」「どうやって多くのおもちゃを作るのか」「なぜサンタの服は赤いのか」。。。そんな数多くの謎へ真摯に答えを用意してくれています。
本作、「怪盗グルーの月泥棒」共同クリエイターのセルジオ・パブロスが初監督を務めるサンタクロースの誕生秘話を全く新しい伝説として描くアニメーション映画です。
そして作画も印象的。2D手描きアニメーションでありながら、キャラクターを照らすライティング技術を反映して、新しい印象的なビジュアルを実現してます。

物語は。。。
寒くて暗いスミレンズブルクの町にやって来た落ちこぼれ郵便配達員のジェスパーは、なんとか手紙を届けて実績を作ろうとしますが、この町には手紙を渡すという文化もありませんでした。そこで、無愛想ななおもちゃ職人・クロースと友達になり、町の住民におもちゃを配り始める。その行為は、やがて長年争っていた住民たちのわだかまりが解けるきっかけになっていきますが。。。

▪️Overview
サンタクロースの誕生秘話を新たな視点から描いたスペイン製長編アニメーション。落ちこぼれの郵便配達員のジェスパーは、暗くて寒いスミレンズブルクの町で、人を寄せ付けない不思議なおもちゃ職人クロースと出会う。一緒に町でおもちゃを配達することになった2人の間には友情が芽生え、やがてそれが長年争っていた住民たちの間のわだかまりを解いていく。2Dの手描きアニメーションながら、キャラクターを照らすライティングなどの新たな技術によって映像に3Dのような立体感をもたらしている。第92回アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされた。(引用:映画. com)
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