sayuriasama

英語に弱い男 東は東西は西のsayuriasamaのレビュー・感想・評価

4.4
キザな嫌味、お江戸のケレンミ、ラブコメ...これぞジャパニーズコメディ

久々のレビューとなります。もっと早くレビューするはずが、おそらく作品登録されておらず、ようやくレビューできます。さて、本作は絶賛開催中、ラピュタ阿佐ヶ谷開館20周年記念のアンコール上映された作品。キャストの通り、コテコテのコメディでした。

オリンピックを2年後に控えた、銀座で寿司屋を営む小沢昭一、そのライバルである藤村有弘はインターナショナルな商売を視野に入れるため、喫茶店から洋風寿司屋に衣替え。ホテルのテナントとして入る寿司屋の座をめぐるバトルを軸に、英語の先生でもある吉行和子と小沢のほんわかラブストーリーに、娘、息子たちの多感な心理(小沢昭一は子持ちやもめの設定)等々いろいろてんこ盛りで大満足でした。

本作品のヒロインである、吉行和子美しさも去ることながら、憎たらしさ満載の藤村有弘、江戸っ子の切れの小沢昭一等キャラがたっていて、現在のだらだらコメディとはくらべものになりません。

本作品は1962年封切りだそう。今年は2018年。同じ、「あと2年後」にオリンピックを迎える東京で観れたことに感謝。
最後に。洋風寿司は、あんまり美味しくなさそうでした。どうみても江戸っ子寿司の方が美味しいでしょう。
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