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スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班のmofaのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

チョ・ジョンソク様が、悪役っていうのが。
しかも、普通の悪役じゃなくて、
「毒戦」の狂犬区にいても、おかしくないレベルで、
いっちゃってる感じなんです。
ええ・・・「賢い医師生活」の彼を知ってる人には、
にわかに信じがたいかも知れないけど。
ヘルメットとドリルに、ドン引きします。

普通に面白かったんだけどね・・・・
何故か、スッキリしないのは・・・・

全てはラストの描き方のような気がする。
続編を作るつもりなのか、どういうつもりかは知らないけど。
最後、逮捕されたジェチョルが、
刑務所内で、ある女性と会う・・・という最後なんですよ。
で、その女性が、キム・ゴウンちゃんって事で、
話題になったみたい。
私、悪党がこうやって、金持ちだから特別待遇を受けるのが、
本当に嫌い。
悪者は、悪者らしく、
最後はコテンパンにやられて欲しい。

このキム・ゴウン様が女性受刑者で、何やら、2人で悪だくみしようとして、続編匂わせて、終わりなんだけど。

もう、このシーンのせいで、私は
不完全燃焼!!!!

ミンジェが命かけて、逮捕したのに、
こりゃ、ないわ・・・・って思う。
しかも、興行的に成功しなかったみたいで、
続編作られる気配はないしさ!

そんな事なら、きちんと罰を受けて、
苦しむ最後にして欲しかった。

リュ・ジュンヨル様の演技の見所
ひき逃げ班のエース・ミンジェは、実は、
元暴走族のアタマをしていた・・・という設定。
あらゆる悪事に染めていたけれど、刑事だったイ・ソンミン様と出会い、
改心し、親子縁組をする。
で、ジェチョルと相対すると、
こう、昔の暴走族魂が蘇ってくるワケですよ。
その凄みのある演技が、見所の一つだと思います。

途中、イ・ソンミン様の死んじゃうフラグを感じまくるんだけど、
実際、ミンジェの前で死んでしまうんだけど。
怒りに我を忘れて、ジェチョルの首をしめるシーンは圧巻だったんですよね。
首をしめて、それを止めるシヨン。
そして、暗転で、銃声が響く。

これが、ほんと、どっちに転ぶか分からないドキドキ感があったんです。
ミンジェは、殺したのか?殺さないのか?

こういう流れって、「殺さんやろ」と読めてしまう所なんだけど、
リュ・ジュンヨル様の演技が迫真過ぎて、殺してもおかしくない・・・
って思わせてくれるんですよね。

・・・なのに、どうして、イマイチなんだろう
脚本もそこそこ面白いし、
キャストも良いし。
なのに、凄く面白いって思えないのは、
最後のシーンだけのせいなのか??って思うんですよね。

カーアクションも面白いんだけど、
やっぱり、あれだけのアクションで、一般市民を巻き込みまくる所が、
リアリティに欠けるのかも知れないなぁ・・・

あと、自分の地位と手柄を守るために、
ヘリコプターから同僚を狙い撃ちするかな・・・・
そして、この人は捕まったんだろね?

そういう。もやもやが残って。
話の割に、爽快感がないって所が、
面白い!!!って言い切れない所なのかな・・・
でも、普通に楽しめる作品に仕上がっているのは確かです。
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