久しぶりに電車で映画館に行くつもりでしたが、台風なので大人しくおうちで映画です。
ちょうどドラマ「賢い医師生活」を見終わったばかりで、チョジョンソクがとにかく最高だったのですが、この作品のチョジョンソクはサイコパスで冷酷な企業の会長役で、この人の悪役を初めて見ましたが、今まで見てきた作品でもお調子者の良い人というイメージなので、新鮮ではありました。
でも顔立ちや雰囲気がやっぱり可愛い感じで、悪役より良い人役の方がしっくり来ると思いました。
ひき逃げ事件と警察庁トップによる汚職事件が絡み合い、さらに警察の癒着やらで公私混同が甚だしい展開に。
リュジョンヨルは、今作ではボンヤリしてそうで実は切れ者で、勘の良さを発揮しながら地道な捜査をする巡査なのですが、実は暗い過去を背負っているという役柄で、そういうキャラをやはり見事に演じていて、この人はどの作品でも素晴らしいし、ほんとに魅力的な役者だとあらためて思いました。
そして、そんなに出番は多くないのに、あれだけの存在感が出せ、ほんとに味があるイソンミンも出てるしで、キャストが豪華でした。
主人公の刑事、ひき逃げ専門部署の係長や署長など、指揮を取る役や活躍する人が女性というのも今どきです。
しかもひき逃げ専門捜査班の係長は妊婦で、コーエン兄弟の「ファーゴ」をちょっと思い出しました。
またカーチェイスのシーンもたくさんあり、よく撮影できたなと驚き、韓国映画の勢いも感じるのですが、ストーリーの所々にご都合主義や、んなわけないやろ！みたいな事もあり、例えば検事が公道レースに出るのとか、ナンデ？他のやり方あるやろ？その車どうしたん？とか疑問がわいてきて、そういうところが少しアレでした。
でも、好きな役者も出てて楽しく見れました。
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