しがない政治学徒

パラレルワールド・シアターのしがない政治学徒のレビュー・感想・評価

5.0
パラレルワールドなんて考えるだけ無駄なのは分かっているが、常により良い道を追い求めるのが人間というものである。
ただ追い求めるにあたって、やはり何を追い求めているのかをしっかりと自覚していることがどれだけ大切なのか、これを再認識させられる映画であった。
この映画の登場人物は何かを追い求めているのはわかっているのだが、各々がそれを自認しておらず、具体的な目標を持って活動している人を逆に排除しようとする。
お互いが何を求められていて、何を相手に求めているのか。こういう情報はやはり、ミクロ的にもマクロ的にも重要である。