ガブXスカイウォーカー

劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタルのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.6
ようやく『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』を鑑賞。なぜかレンタル店には置いてないし、GEO宅配レンタルはいつも貸し出し中だった。

『ウルトラマンR/B』はTV版で一度完結しているが、今回は湊家の長男、カツミ / ウルトラマンロッソ(平田雄也)の就職問題、野球部時代の友人との物語、次男、イサミ / ウルトラマンブル(小池亮介)の親離れを描く。
また長女、アサヒ(其原有沙)は看護師になりたい夢を持っており、友人のえりな(白石優愛)、ななか(大出菜々子)が再登場するのも嬉しい。なんと言っても、アサヒがウルトラウーマングリージョに変身もするのは本作最大の目玉であろう。残念なのはウルトラマンR/Bとジードを回復させるくらいの活躍しかしないことだ。もっと物語をひっかきまわしてほしかった。美剣サキ(木下彩音)の出番が1シーンのみと言うのももったいない(いや、出ただけでも喜ぶべきか?)。
さらに『ウルトラマンジード』から朝倉リク / ウルトラマンジード(濱田龍臣)とペガッサ星人ペガ(潘めぐみ)もゲスト出演。リクとアサヒが自分たちの境遇を重ねたりもする(今作は湊家の物語なのでリクとベガの出る必要性はないけど)。
ここ数年、『ウルトラマン』、『仮面ライダー』、『戦隊』など特撮ヒーロー物は必ず後日談の映画が製作され、いずれも特撮ファンの喜ぶマニアックなネタ満載だ。一度完結した物に後日談は必要なのか? と疑問もあるだろうが、観たい方だけ観ればいいのだ。本作はちゃんと巽家の物語を再び締めくくっており出来も悪くない。この先の巽兄妹の仕事、恋愛模様などもちょっと観てみたい。