インドのボディビル大会優勝を目指すボディビルダーのLingesan(Vikram)は、タミルナードゥ州大会で見事優勝。ローカルCMにも起用されて一躍脚光を浴びる中、大ファンであるモデルのDiya(Amy Jackson)から突然大手企業のCMに共演してくれないかとオファーを受ける。大喜びするLingesanだったが、彼女は人気男性モデルからのセクハラ被害に苦しんでおり、芸能人生を賭けた大勝負に出ていたのだった。
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そ の よ ぉ だ ！
ーThis review will self destruct in 5sec.
◆ とんでもないモノを観てしまった。
188分という長尺。途中でインターミッションを差し挟むことには特別驚きはしませんでした。驚くべきはその内容の濃さ。コミカルな雰囲気のキャラクターである主人公とヒロインのコメディ×ラブロマンス作品なのかと思いきや、所々で筋肉モリモリのアクションシーンを展開。大人数を相手にしながらもバッタバッタと敵をなぎ倒していきます。（ちと火薬が足らんなと思ったのはここだけの話。）
そうかと思えば、ペルシャ戦争におけるテルモピレーの戦いを描いた『300』に登場する《スパルタの裏切り者》によく似た醜男が、Lingesanに縁のある人物を次々と襲うサスペンス風のカットが差し込まれています。何これちょっとよくわからない。
インターミッションを挟んで後半は、今まで撒き散らしたストーリーの伏線を回収していきます。ここでようやく収集をつけに行くのですが、ロマンス・アクションのメインストーリーとサスペンス風のサイドストーリーが融合してからはバイオレンスなヴィジランテ映画の様相を呈します。
◆これが音に聞くマサラムービー･･･。
とんでもないものを観てしまいましたが、満足度は高めでした不思議。これだけのエッセンスを盛り込んでまとめようとしたら、そりゃ長尺映画にもなるわけですね。よくこれをまとめきったな。
ボリウッドの代名詞ともいえるダンスシーンもしっかり。人気モデルという設定のヒロインは劇中のCMをキックにダンスシーンが展開しており兎に角セクシーかつゴージャス。演じたAmy Jacksonの魅力が引き立つものでした。美人ヒロインのツインテJKコスも拝めてしまいます。
主人公のボディビルダーはSchwarzeneggerの様。所属するジムは『アーノルドジム』という名前で、看板のイラストも若き日のシュワちゃんそのものでした。そんな彼のダンスのお相手は、ヒロインではなく擬人化していくスマホやバイクにバーベル。豆苗、魚から洗濯したあとの生活用水まで。これらがトランスフォームする様はコミカルでシュール。
2000年代に流行ったLOTTEのチューインガム『Fit's』のCMがガッツリ（しかも何の脈絡も無く）差し込まれていたりと、かなり攻めててぶっ飛んだ映画だったと思いますが不思議と見応えがありました。
原題が『I』というのに対して『マッスル 踊る稲妻』とかいう邦題を考えた奴も相当ぶっ飛んでんなと思います。
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Dear.その夏ちゃん
長いから最初スルーしようとしてたけど、
観てみたらちゃんと面白かった(๑꒪ㅁ꒪๑)!!
見つけてくれて、ありがとう٩(ˊᗜˋ*)و!!
