不良生徒軍団vsターミネーター先生！！
ガキどもが暴れまわるせいで授業が全く出来ないから三体のターミネーターを教師として招いて万事解決！！…と思いきや今度はターミネーター先生が暴れ始めちゃったので、ブチ切れた不良生徒たちがターミネーターにバトルを挑むバイオレンスホラー。
どう間違えたらこうなるん？って思っちゃうほど世紀末な世界観がヤバイ！！「無差別発砲区」とかいうパワーワードからも分かる通り、生徒たちが銃持ってるのは当たり前で、装甲車に乗って暴れ回ったりしてるくらいのヤンチャさを見せつけてくれるんだけど、ちゃんとみんな教室に来てるという真面目な一面も！こんな風貌してるんのに脅威の出席率に驚き！
校内は武器持ち込み禁止だからか、普通にいそうな不良生徒レベルにしか見えなくて別にターミネーターいらんくね？ってなっちゃうんだけど、いざターミネーターが不良生徒のお尻ペンペンし始めたあたりから、ターミネーター最高だわ！ってなった。
前作の『処刑教室』とはお話の繋がりは全くないんだけど、手荷物検査がゆるゆるで武器持ち込み放題だった前作と対比させるようにめっちゃ厳しい手荷物検査取り入れてたり、先生側の絶望感を増す「教師名簿」のくだりの立場を反転させて、生徒側の希望的に使われてたりと、前作があるからこそ活きてくるシーンがところどころにあって面白かった。
そんで多分一番の見せ場のターミネーター先生たちの、私たちの本気見せたげる！な流れは最高にテンション上がった。露骨すぎる『ターミネーター』オマージュも大好き！でも一番笑ったのは他の人たちに比べて長老的なオッサンの武器が一番ショボかったこと。あえてその武器で攻撃する必要ある？普通にマシーンパワーで殴った方が早く片付くやん。
本作の大人の責任を全面に押し出した真っ当なテーマは、前作の非現実性からくる逃げ場がないゆえの叫びの切実さと比べるとなんかゆるく感じて、私的には前作の方が好きだったけど、こっちも面白かったです。ちなみにVHSタグつけてますが、普通にDVDレンタルあります。
