クリムゾンキング

ラヴィ・ド・ボエームのクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

ラヴィ・ド・ボエーム(1992年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

売れない作家が家賃滞納でアパートを追い出され立ち寄ったレストランで出会った売れない画家と意気投合。自宅に戻ると追い出された部屋には新たに売れない作曲家が住み着いていて、なんだかんだあって売れないおじさんズが貧困の中彼女とその日暮らしをしながら日々を過ごしていく。

「俺の戯曲は長すぎるから短くしろだって!全く芸術がわかってねーな!」って言いながらバンっと置いた戯曲はなんと21幕構成。
「え!?戯曲って普通4幕くらいが普通なんじゃないのそりゃ長すぎだろ!www」というような外した笑い(スープ作りは必見w)を散りばめながら奇妙な縁で繋がった売れないトリオが必死に生きながら最愛の人の最期を看取るまでを淡々と描いていくけど妙に心地よい。

ラスト、突如日本語の曲が流れて何事!?とか思うんだけどひたすら一途な男の背中に妙にマッチしておりよかった。