エンドロールの曲が良すぎたのと
あとアキが言いたかったことの随所随所に共感してしまったので点が高くなったかも。
個人的には監督の試みよりも純粋な本の良さがずばーんと心にきている。早くハッピーアワー観たいなぁ…(T-T)
初めは裏側を見てる気分が強かったのに気づけば物語に没入できている自分に驚いた。
「実験的な映画」「映画というより映像作品」というレビューが多い中、比較的私はまるまる一つのフィクションとして自分の中で咀嚼している気がする。
あくまで本読みの風景ではあるのかもしれないけれど、私たちにはその役が言い得た可能性にも見えてくる。ある意味での微量の誤差のようなズレ。そんなレベルのパラレルワールド。それをいくつも見せられているような気もして、そしたらなんだかその役の人物像が、私たち受け手の中に勝手に作り上げられていくというか、解像度高くなっていくというか、それが不思議な感覚だったなぁ。
そして何度、過去のシーンをやり直しても(やり直しているわけではなくただ違うテイクを繰り返し見せられているだけだけど)導かれる結末が、ただ一つの悲惨なものなのが何ともいえない苦しさを纏ってる。(こんな不名誉な?ランキングなんだよって感じたけど自殺する日に見るには1番いい映画だと思う。)
なんでそこ何回も繰り返すんだと思ったけど手紙に繋がる重要な出来事でもあったのかと見終わったら納得できたけど、見終わるまでは「全部セリフ言えるようになってまうよ💦アセアセ」とか思って観てた。
