いくら芝居に正解が無いとはいえ、こんなにも語尾のニュアンス1つとっても間の取り方1つとっても何をどう撮るかにしても受け取り方が全く変わってしまうなんて映画って恐ろしいなと改めて感じる。監督のカットをかける「はい！」の重みが伝わってくる。いわゆる普通の映画では使われているカットが正解な訳だけどこの映画ではそこを延々と繰り返す事によって正解とは、何なのかということを考えてしまう。劇中にも編集によってカットの掛け声まで入れたカットと入れないカットがある訳だけど、どういう理論で判断をしていたのか聞いてみたかった。なんか本当は10時間にしたかったとかどうとかって話を聞いたけど気持ちはちょっと分かる。
当時、澁谷麻美さんには大学の卒製に出演して頂いたことがあるのでなんか嬉しかった。
