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ブラック・ミラー: バンダースナッチのapapattiのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

試みとしては面白いけど、この試みの先に何を成したかったが掴みづらい印象。
良くも悪くもインタラクティブにすること先行になってしまっていると思う。

未来は決定されている、自由意志は常に誰かに阻害されている、みたいな陰謀論的なところが主軸なのかというとそんなことはなさそう。

こどもがNetflixに就職してリブートするというところがトゥルーエンドらしきところを見るに、十分茶目っ気は感じる。
陰謀論を本筋に置くのであれば、世界中の人が操られてるなんかのマクガフィン?みたいなもんが示されるべきだと思うし。

首を刎ねて血で絵を描く、を再現すると良いゲームができた、というのはでも何を言いたかったのか。操られた結果が功を奏することもある、という話なのか?

そんなわけなさそうなので、やはりどうもhowありきな印象は受ける。

そうなるとインタラクティブにどれだけ価値があるのか?という話になるけど、豪華なアドベンチャーゲームという感じ。

映画の枠は逸脱していても、ゲームの枠に収まっている以上、ゲームと言って良いのでは?という印象。

かつ、アドベンチャーゲームのように立ち絵差分でストーリーを分岐させる本筋の重厚さもなく、というかなり半端なものになっているのでは?というように見えてしまう。

普段からアドベンチャーゲームを嗜んでる人は刺さりそう。
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