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ラン・ローラ・ランのcamusonのレビュー・感想・評価

ラン・ローラ・ラン(1998年製作の映画)
4.4
20分後に10万マルクを工面しないと殺される彼氏のために、
走りまくる女性ローラの話。

無限にある可能性の中の3つのカケラの話。

各カケラの序盤にアニメが挟まっていて、
このアニメが雑で下手なのが、また、いいリズムと味を出しています。

一番感心したのは、ローラが激走中に遭遇した人の未来の運命を、
十数枚の連続写真でチラ見せするというアイディアです。

ローラがリセットを繰り返すことにより、
ローラの運命だけでなく、
激走ローラの周りの人達の運命をもピタゴラスイッチ的に、
バタフライエフェクト的に変えてしまうことを端的に示すだけでなく、
アクセントとしても有効で、
更には、チラ見せ運命は笑える結末が多く、爆笑の連続でした。

まったく飽きずに最後まで楽しめました。
また、機会があったら見たいくらいです。
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