のんchan

ディア・グランパ 幸せを拾った日ののんchanのレビュー・感想・評価

3.9
真面目に捉えるとあり得ないお話だけど、そこはドラマ。
笑いどころ満載で、応援したくなる家族のヒューマンロードムービー💫


ローラ(ヴェラ・ファーミガ)はシングルマザー。大のお人好しで動物愛護家。放って置けず拾ってきた犬や猫を何匹も飼っている。
1人息子ヘンリー(ルイス・マクドゥーガル)は高校に馴染めず、卑猥な絵を描き問題を起こして退学となる。
ローラはわだかまりのある父ジャック(クリストファー・プラマー)と長らく距離を置きそれを"境界線"と例えているが、電話も出ない関係を続けていた。
しかし、ヘンリーが私立高校へ転校するにあたりお金が必要。
そんな時、ジャックからの電話を受けると「老人施設から追い出されるから迎えに来て欲しい」と頼まれる。
ローラは学費を出してもらうことを条件に迎えに行き、ロスの妹宅までジャックのロールスロイスで大陸横断して送り届けることになる。ジャックには飛行機ではなく車で行く理由が確かにあった...

ジャックは密かに大量のマリファナを栽培し売り捌いているとんでもない老人だった。しかし、ジョークは面白く、孫ヘンリーと相性バッチリ。隙をみてカーナビに旧友の住所をヘンリーに入力させ次々に会いに行き売り捌くのだ。

妹宅から飛行機で帰宅したローラ宅に、車で戻ってくるジャック、結局、同居するに落ち着く...


ジャックの友人はクリストファー・ロイド、ピーター・フォンダとベテラン勢のおふざけ演技もみられて痛快。

妹とローラの踊りが私は最高だった💃
内容に反して音楽も明るくて良い🎵

犬🐕猫🐈好きさんにもお勧めしたい。



ヴェラ・フォーミガが当たり役👏
息子役俳優が若い時の染谷将太にしか見えない😁
クリストファー・プラマーは当時88歳?若々しく素敵でした✨



※原題は『Boundaries』(境界線の複数形)
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