クリーム

ディア・グランパ 幸せを拾った日のクリームのレビュー・感想・評価

3.9
ヴェラ·ファーミガの美人なのに幸薄く残念な感じが好きなんですが、クリストファー·プラマーが格好良すぎた。あんな格好良いおじいさん、ズルいわぁ。許しちゃう。内容は老人ホームを追い出された疎遠になっていた父を妹の家まで送り届けるロードムービー。ほぼコメディなので、気軽に楽しめました。

ローラは動物の保護をする心優しいシングルマザー。息子ヘンリーが、暴力沙汰を起こし退学宣告され、新しい学校の費用が必要になり、父ジャックに電話すると老人ホームを追い出されるので助けてくれたら学費を工面すると言う。仕方なくローラは妹に父と住んでくれるように頼み、妹の住むLAまで送る事にした。



ネタバレ↓



元麻薬の売人だった父は、老人ホームで大麻を育て商売していた為、追い出された。ローラにガンで余命宣告をされているので一緒に過ごしたいと言う。カーナビの行き先をちゃっかり変え、旧友のスタンリーの家へ行ったり、ヘンリーを巻き込んで、介護用のおむつに隠したマリファナを若者に売ったりする。
そして、ローラの元夫レナードに大量のマリファナを売った。ローラは痛い女なので、レナードとヤっちゃいます。誰が見ても駄目な男なのにローラは、軽い。案の定、翌朝、ヘンリーの事を相談すると責任や約束は拒否された挙句、既に再婚していた。おまけに父の運び屋だった事も発覚。
続いて、父の顧客兼友人の元へ。外で待ってると銃を持った覆面の男が2人入って行くのが見え、車にあった弓矢を放ったローラ。犯人は友人の孫で、逃げて行った。
妹の家で過ごした翌朝、父はお金だけ置いて出て行った。
ヘンリーと地元へ帰り、いつもの生活に戻った2人。ある朝、FBIの真似をし、やって来た父は、一緒に住みたいと言い、3人での暮らしが始まるのだった。

人たらしな、じいちゃんにヘンリーもすっかり心を開き仲良くなり、少しずつ変化して行った。妹はしっかりしているので、父としては、ローラの方が心配だったのだろう。結局、ローラの家に転がり込んだ。父の不在で心に傷を負ったローラもこの先、癒されるかも知れない。面白かったです。

*のんchan、ありがとう♡
クリーム

クリーム