セメントの記憶の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 2ページ目

『セメントの記憶』に投稿された感想・評価

理不尽な環境は正にこの瞬間も存在している。レバノンの今を映画にすることは報道の道を進んだ人たちにとってある種の必然なのかも知れない。

映像も音も凄まじい。
特に中盤の「ある乗り物」に乗った視点での…

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監督は元シリア兵。破壊と建設から見える戦争の虚しさ。★★★
S

Sの感想・評価

3.8

かつて内戦によって廃墟と化したが、今では現代的な建築物が建ち並び、中東のパリとまで言われるようになったレバノンの首都ベイルート。
そのベイルートで建築作業を行なっているシリア難民に焦点を当てたドキュ…

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セリフも少なく、良い雰囲気でした。
パンフレットを読んでもう一度観たい。

本当に美しかった。ベイルートに乱立する超高層ビルの建設現場から臨む、天空と、海と、ビル群の眺め。元シリア兵の監督の記憶に残る、破壊されて瓦礫に埋もれていく街と人々の光景は胸に迫るものがあった。台詞を…

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映像と音が凄い。
スコアというか、胸の締めつけられ度。
泣きました。
dita

ditaの感想・評価

3.0

@第七藝術劇場   

想像以上にアート寄りで、YKK APの窓のCMみたいとか思っていたら突然戦場に放り込まれた。破壊なくして創造はなし、は橋本真也の名言だけど、こんなに悲しい破壊はない。戦争は建…

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彼らの目に映るのは破壊される故郷と、近くて遠い海だけ。彼らの住む地下は興味深い空間だったけれど、希望も楽しみもなければただの要塞。建設行為の重さを感じた。
ちゃん

ちゃんの感想・評価

3.0

シリアから隣国レバノンに出稼ぎに行く労働者のドキュメンタリー。シリア内戦が始まる前はレバノンに不動産ブームがあったそうだが、今は不動産が過剰供給とのこと。2016年時点では失業率も6.8%(世銀)と…

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小

小の感想・評価

3.5

バブル経済に沸くベイルートで、超高層ビルの建設現場で働くシリア人移民・難民労働者に焦点を当てたドキュメンタリー。彼らは内戦でセメントのにおいや味を嫌というほど知っているに違いない(『アレッポ 最後の…

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