理不尽な環境は正にこの瞬間も存在している。レバノンの今を映画にすることは報道の道を進んだ人たちにとってある種の必然なのかも知れない。
映像も音も凄まじい。
特に中盤の「ある乗り物」に乗った視点での…
かつて内戦によって廃墟と化したが、今では現代的な建築物が建ち並び、中東のパリとまで言われるようになったレバノンの首都ベイルート。
そのベイルートで建築作業を行なっているシリア難民に焦点を当てたドキュ…
本当に美しかった。ベイルートに乱立する超高層ビルの建設現場から臨む、天空と、海と、ビル群の眺め。元シリア兵の監督の記憶に残る、破壊されて瓦礫に埋もれていく街と人々の光景は胸に迫るものがあった。台詞を…
>>続きを読む@第七藝術劇場
想像以上にアート寄りで、YKK APの窓のCMみたいとか思っていたら突然戦場に放り込まれた。破壊なくして創造はなし、は橋本真也の名言だけど、こんなに悲しい破壊はない。戦争は建…
シリアから隣国レバノンに出稼ぎに行く労働者のドキュメンタリー。シリア内戦が始まる前はレバノンに不動産ブームがあったそうだが、今は不動産が過剰供給とのこと。2016年時点では失業率も6.8%(世銀)と…
>>続きを読むバブル経済に沸くベイルートで、超高層ビルの建設現場で働くシリア人移民・難民労働者に焦点を当てたドキュメンタリー。彼らは内戦でセメントのにおいや味を嫌というほど知っているに違いない(『アレッポ 最後の…
>>続きを読む© 2017 Bidayyat for Audiovisual Arts, BASIS BERLIN Filmproduktion