シリアから隣国レバノンに出稼ぎに行く労働者のドキュメンタリー。シリア内戦が始まる前はレバノンに不動産ブームがあったそうだが、今は不動産が過剰供給とのこと。2016年時点では失業率も6.8%(世銀)と…
>>続きを読むバブル経済に沸くベイルートで、超高層ビルの建設現場で働くシリア人移民・難民労働者に焦点を当てたドキュメンタリー。彼らは内戦でセメントのにおいや味を嫌というほど知っているに違いない(『アレッポ 最後の…
>>続きを読むビルの建設現場で生コン打設のアルバイトをしたことがある。生コンは型枠の中に流し込む。鉄筋屋が鉄筋を組み、その周りを型枠大工が型枠で囲い、鉄筋と型枠の状態を現場監督が確認したら、生コン打設となる。ポ…
>>続きを読むシリア内戦から逃れてきた男たちが働く、ベイルートの超高層ビル現場。
仕事が終わると、階段でビルの地下に降りていく。光のささない空間で裸電球に照らされ質素な食事をとり、ダンボールや薄いマットの上で眠り…
思っていた以上に言葉はなく、ただひたすらに暴力的な音と美しい映像でした。
理不尽に破壊された日常を取り戻すこともなくただひたすらに無機質な日々を繰り返す。
海の絵とともに刻まれたわずかな記憶ですら…
極端にセリフが少なく、視覚的に訴えかける。
瞳を映すシーンも印象的。
ただ、観る人を選ぶ映画である。
個人的には中東に関心があり、シリアのアレッポや難民についての知識もある程度あったので、内容につい…
地中海を眺望する超高層ビルの建設現場で働くシリア人移民、難民労働者たち。
"セメントの味は僕の心を蝕んだ"
ハンマーの叩く音と打ち寄せる波の音、地中海とセメント、建設現場と戦場を比喩的に見せ、悲…
内戦後ベイルートの超高層ビル建設現場でシリア人移民、難民労働者が劣悪な労働条件と行動規制下で黙々と働く姿(特に彼らの目が印象的)時折ジアード・クルスーム監督自身によるナレーションが入る。監督個人の記…
>>続きを読むクレーンと戦車の砲台の旋回をダブらせるのは、ちょっと安易かな、と思いました。
中東(ざっくり言い過ぎでごめんなさい)というと乾いた印象でしたが、ベイルートの高層ビル建築現場には大雨が降ってました。地…
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