デニロ

非情の男のデニロのレビュー・感想・評価

非情の男(1961年製作の映画)
3.0
シネマヴェーラ渋谷での特集「日本ヌーヴェルバーグとは何だったのか」の一篇。1961年製作公開。

『仁義なき戦い・頂上作戦』の川田組長が印象的な三上真一郎主演。高橋治監督作。脚本は、国弘威雄と高橋治。音楽の三保敬太郎が懐かしい。プチブル大学生役で蜷川幸雄が出ている。冒頭のクレジットで気付かなければ分からなかったかもしれない。芳村真理がキュートなストリッパー役。

日雇い労務者からのピンハネを生業とする愚連隊から右翼団体に衣替えして金儲けをもくろむも、強請りの疑いで逮捕拘留され、その間に団体はボスが他団体に身売りし、情婦の瞳麗子もボスに寝取られる。踏んだり蹴ったりの挙句全国各地から集まる平和大行進を阻止して名をあげようと目論むも人が集まらず、逆に集めようとした労務者に逆襲される。

交通事故を起こして強請られる会社役員婦人役は色気たっぷり。
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