このレビューはネタバレを含みます
楽しい映画だった。
王道のサクセスストーリーにシンチーらしさがある毒っ気(妙な冷たさと容赦のなさ)とギャグ(鼻から氷柱やボコボコにされて引きずられていく主人公、特殊メイクのまま父の誕生会に出る、小便ネタなど)、ホロっとするいい話でシメるの個人的に好きだよ。
ただ、過去作のような派手なものぶっとびがないので物足りなさはある。
でも、冒頭の踊る小太りのおばさんからカメラが引いて、主人公がフレームイン、事故にあった人に演技指導する変人っぷりを見せるシーンがなんか好きなので全く物足りないというわけではない。