ひげしゃちょー

ヤッターマンのひげしゃちょーのレビュー・感想・評価

ヤッターマン(2008年製作の映画)
3.6
3歳と5歳の子供も楽しんで見れてたしストーリーはさておきバカバカしさに大人も楽しんで見れる。 ヤッターワンが鼻血を出すくだりの程よい下品さとかムチムチのドロンジョ様のエロさとかショウコちゃんのイジりっぷりとか最高でしょう。 ガンちゃんを情けなくしたのもよかったし、ドロンジョ様とガンちゃんの色恋描写も成功の秘訣だと思う。 ラストの2号さんのくだりとか思わずニヤッとしちゃう。 三池ファンの自分としたら阿部サダヲがドクロべえの頭から出てくる描写とか『牛頭』を思い出させてくれてたまらなかった。 ラストはアニメがやっているように次回予告のような事をしていてポイント高かったんだけど欲を言えば最初にもこれはヤッターマンなんだっていう説明が欲しかった。 ヤッターマンとドロンボーが対決してるシーンから始めるんじゃなくヤッターマンとドロンボーの出会いから始めててそれぞれの説明が必要だったんじゃないだろうか。 原作のヤッターマンがお約束を楽しむアニメなので映画でもお約束通りに進む展開をしているだけにオープニングテーマとエンディングテーマもアニメと同じようにして欲しかった。 大人の事情で嵐を使わざるを得ないのはよくわかるんだけど。 若干くどかったりテンポが悪かったりするところもあるけどそれは三池監督のいつもの悪い癖。 悪い大人達が盛大に悪ふざけをした映画なのでくだらないとかしょうもないとかは最大限の褒め言葉だと思う。