爆裂BOX

サタニック・ビースト 禁断の黒魔術の爆裂BOXのレビュー・感想・評価

3.9
ブラジル・スプラッターの旗手ロドリゴ・アラガオン監督の最新作です。
ストーリーは魔術書を手に入れた少女クララが暴漢に殺された恋人を復活させようと黒魔術を試すうちに血の惨劇を招いていくというものです。
今までの作品と比べると空撮など技術は格段に上がってきてますね。その分初期作品にあった勢いが失われてるのは惜しい所ですね。
序盤中盤はグロ描写もなく中だるみしますが、後半はチキンの化け物や蘇った恋人などがグログロショーを繰り広げます。チキンの化け物のシーンは「死霊のはらわた2」のブルース・キャンベルVS右手を彷彿しました。手作り感あふれるいい味出したグロシーンなんですが、「デス・マングローヴ」や「シー・オブ・ザ・デッド」の終盤と比べるとちょっと地味かなと思いました。十分グロくはあるんですが。
ただ、ラストシーンの無茶苦茶な展開は大いに好感あがりました。いきなりスケール大きくしちゃいましたが、こういうの大好きです。
次回作では「シー・オブ・ザ・デッド」のようなテンション高いグチャドロを期待したいですね。