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ズカルスキーの苦悩のumihayatoのレビュー・感想・評価

ズカルスキーの苦悩(2018年製作の映画)
5.0
忘れ去られた1人の天才彫刻家ズカルスキー

芸術と戦争
戦争と個人
政治と個人
国家主義と個人(≒人文)主義
差別と排他
虚像と実像
内面と外面
過去と現在と未来
ありもしない真実とありもしない理想郷
今の自分と本当の自分

彼の創造と苦悩と価値観の変遷の生涯。
そして晩年の彼を支えた若者達。
このドキュメンタリーに写っているのは
「ひとりの芸術家の記録」にとどまらない。
20世紀と人類の「変わることは無いけれど、変わった様に見えるこの世界」そのものだ。

とんでもない傑作。
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