このレビューはネタバレを含みます
彫刻家スタニスラフ・ズカルスキーを追った、ドキュメンタリー作品。
ズカルスキーに関しては、まったく知らなかったのですが、ま~変わった人でしたね。
パワフルで禍々しい作品は勿論の事、自分でオリジナル文字を開発したり、自分の父親を解剖したりと、エピソードも強烈。
少し傲慢なところも含めて、芸術家らしい芸術家だなと思いました。
ただ、その一方で、ファンに対しては冗舌になったりもして。
ナチスに加担した事を隠してたり、その後に反省し過ぎて陰謀論めいた思想にハマったりと、すんごく人間らしい部分があったりもする。
ポーランドでの失敗が影響してるのでしょうけど、あのままポーランドで成功してたら…と考えると、少し怖い気もしますね。
芸術については疎いので、作品の良し悪しはよく分かりませんが、ズカルスキーの人生や人間性には興味深いものがありました。
奇人変人の話が好きな人にはオススメの作品です。