マツリ

アスのマツリのネタバレレビュー・内容・結末

アス(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

前作、『ゲット・アウト』の監督の新作という事で。
『ゲット・アウト』の印象が強いから、今回もどれだけ不気味か
気になって、レンタル開始日に速攻でレンタルして、その日に観た。

音楽が不気味。予告動画でも流れてる、あの音楽。
音楽を不気味に感じたのは、初めてかもしれない。
『アス』と言ったら、あの音楽。

少女が、遊園地のアトラクションで、自分と同じ子に出会う以外は、
最初のうちは普通。
少女が成長して、子供が2人いるお母さんになっていて。
時折、子供の頃の出来事が原因か、雰囲気がおかしくなるんだけど。
子供の頃に何かあって、両親が専門家に相談するくらいなら、
トラウマが残っても仕方ない。

でも、夜中に家の前に誰かが立っている所で、急変。
不気味さ満載。
お父さんが、強気に出るんだけど弱い。
赤い集団が家の中に入ってきて、完全に制圧されちゃってるのに、
お金が欲しいのか?、船が欲しいのか?強盗への対応状態。
お父さんが話せば話すほど、不気味さが増すっていう。

不気味さの中で笑ったのは、
赤い集団の中で弟にあたる子が、何故か犬みたいな育ち方。
実際の方は、お面をずっと頭に身に着けていて、
ライターのマジックをずっと持ってるんだけど。
なんで、赤い集団ではその姿と、ちょっと笑ってしまった。

不気味さが延々と続くから、気になって観続けてしまう。
この不気味さの理由や、どう終わるのか気になってしまう。
不気味さだけかと思ったら、生き残る為のサバイバル状態です。
母親になった少女、娘、息子、父親。
殺される前に赤い集団を殺します。
パターゴルフ?を持って母親を助けに行く娘が、凄かった。
殴るし、突くし、凄まじかった。

地下の世界も不気味だった。
最後の、母親と母親と同じ赤い人の闘い。
赤い人、強すぎだし、ハサミが怖い。

そして、母親の子供の頃の事実がラストで分かる。
冷静に見ていれば想像がつく事実だったなと、今考えると思う。
でも、事実を観てる最中は、不気味さと怖さが半端なかった。
ていう事は、殺された女性が!?生きてる女性が!?
もうね、怖っって思いながら、何も言えませんでした。

ただ、不気味で押し切ってる感がある。
何も解決しないまま終わってるのに、
不気味さや怖さで誤魔化してる気もしないでもない。
マツリ

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