このレビューはネタバレを含みます
終始傑作の香りがしていたが観終わっても感想は変わらなかった。素晴らしい。ラストは実はマドリードとレッドは入れ替わっていたことがわかるという衝撃。笑ってるけど、レッド、それじゃ地下にいた頃と何も変わらない。まあ映画タイトルのUS、アメリカとも呼べるそれ、劇中でも何者かと問われて私達もアメリカ人だ、や、お前達と何も変わらない、などと述べることからしてもそうなんだけど。監督の本意かはわからないけど、結局人間は自分の幸せが1番で本気で他者に手を差し伸べるなんて無理なんだろう、と強く思わされる。