詐欺で生計を立てている青年ワエルと老女モニーク。ワエルはボランティアスタッフとして問題を抱えた少年たちの更正施設で働くことに。
ワエルも辛い過去を持ち、現在の少年たちの悩みと過去のワエルに起こった出来事をシンクロさせながら描いている。
最初は１日だけ働くつもりが詐欺生活から足を洗い正式に採用されるように翻弄する。
カトリーヌ・ドヌーブがお綺麗なこと。



2023203

わりと教師物の映画、好きなんですよね。

海外のものだと『陽のあたる教室』とか『スクール・オブ・ロック』、日本物だと『ルーキーズ』とか『ブタがいた教室』とか。そんなにメジャーではないですが、『ザ・中学教師』なんて作品も結構好きでした。

で、Netflixでなにか観たいな、と思ってラインナップ観てたときに目に入ったのがこれ。

結構、面白かったのに、観ている人少ないですね。。。

あるスーパーでおばあちゃんと青年が詐欺行為をしている。二人の関係はといえば義理の親子関係。

ある日、いつものように詐欺行為をしていると、引っかかってきたのはおばあちゃんの古くからの知り合いのおじいちゃん。おじいちゃんには詐欺行為がばれてしまってものの、おじいちゃんが問題児の生徒たちの面倒をみる学校を経営していることが判明。

話を聞いてみると、どうやら教師の不足しているらしい。

それを聞いたおばあちゃんは、義理の息子をその学校の先生として雇ってもらえるようお願いするのだが…。

ってお話。

教師の資格もなく、元々詐欺師の青年がワルガキどもの先生なんてできるわけがない…。

ところが、悪は悪同士、心通じ合うものがあったのか、やがて生徒たちの信頼を勝ち取り始める。

このへんの青年と生徒たちの交流がやはり先生ものの醍醐味。

青年も生徒たちのことを徐々に真剣に考え始め、やがては体を張って生徒たち救うことを選択するくだりはジーンときます。

しかし、生徒と先生の関係って、もちろん国によって違うところもあるんだけれど、やっぱり万国共通なところもあって。

なんか意外な拾い物の作品でした！

【詐欺師母子の新たな人生】

移民の青年ワエルと養母モニークの生業は詐欺師
ワエルはモニークの旧友ヴィクターが運営する更生スクールの講師をすることになる

スリムクラブの内間さん似のワエルの幼少期を挟みつつ話が進み､ﾜｹｱﾘな過去も､やがて明らかに

自分だけかもしれないが、所々意味不明なのは、みなまで語らないフランス映画の特徴か？

詐欺､ときどき名言🌟な展開は、かなり面白い

カトリーヌ・ドヌーヴさんは、中年以降の作品をよく観るが、若い頃の名作ももっと観たい