shu

コレクションのshuのレビュー・感想・評価

コレクション(2018年製作の映画)
4.2
短い尺、少ない台詞、最小限の情報量でこれだけ深い余韻を味わうことができるとは。
役者の表情と間が絶妙。
古めかしいエレベーターや軋む床、ベルの音、美術品の目録など、小物や舞台装置が活きている。
物語としての意外なオチと、登場人物の心情の変化もきちんと描かれていて、それでいて詰め込んだ感は皆無。鑑賞者の想像力で補完させる余白の作り方が上手い。
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