宮本から君へ
Prime Videoでドラマを一気見してから映画館で鑑賞。
新井英樹原作の漫画は読んだことがないので、原作と違いがあるところなどわからないがかなり面白かったし、自分の中の大好きな作品の仲間入り間違いなし。
池松壮亮さんと蒼井優さんの演技が凄い。
内容はとにかく熱い。
力もないし、金もないし、不器用だけど、ただ真っ直ぐにカッコよく生きたいだけ。
そんな主人公宮本の融通の効かなさを見ていてイラついたりしたと思えば、心を殴られたような衝撃的な感動をおぼえたり。
そんな宮本を支える周りの人も素晴らしく、宮本ほど感情を爆発させることはないかもしれないけど、それぞれに熱いものを持っていて、その言動に胸震わせられる。
内容的にハードな箇所があるので苦手な人もいるかもしれない。
大人になるにつれて波風立たせずに要領良く生きるよう知らず知らずのうちになっていたと宮本を見て気付かされた。
それが間違いだとは思わないし、宮本のような人間には社会は生きにくい。
ただ、忘れかけてたこう生きられたらカッコいいんじゃないかという理想をそれが正解か不正解かなど関係なしに不器用なりに感情のまま表す宮本が私は好きでした。
映画だけでも楽しめると思いますが、ドラマを見てからの方がもちろん楽しめると思います。
おすすめです。
公開してすぐに見に行けなかったのでもうすぐ終わってしまうかもしれないけど、おすすめです。
私も宮本に、負けてたまるか。