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宮本から君へのBUSSANのレビュー・感想・評価

宮本から君へ(2019年製作の映画)
4.4
オレの人生、バラ色だからよお!!!


原作未読。ドラマ未鑑賞。僕は情報も極力シャットアウト、あらすじを一切読まない主義なので、ポスターだけ見て、「なんて爽やかな笑顔や」ぐらいに思いながらフレッシュな気持ちで鑑賞したら、火傷を負いました。

うおおお!!
熱い、熱いよ宮本!!

普通は賛否両論であろう内容やのに、この平均スコアが熱量を物語ってますわ!

鑑賞後に居ても立っても居られなくなり、普段からドラマは一切見ないんですが、今回ばかりはと一気に見た。

いや、これドラマの続きやったんかい!
やってもうたわ!!
先に言ってくれよ!!!←知らんがな

原作の前半部分である『サラリーマン篇』をドラマでやって、その続きの後半部分が映画である本作品でした…知らんかった…情報シャットアウトして、あらすじ読まないとたまにこういうことをやらかしまうのです…そういうことは先に言ってくれよ!!←だから知らんがな

映画のみ鑑賞時は4.0ぐらいのスコアを付けようとしてましたが、ドラマを見て、再び映画を見て4.4まで伸びました。

とにかく宮本への愛が深まった!!!


長々となりましたが、何を言いたいかと言うと、これから見ようとしている人は、


絶対にドラマ見てから映画見ておくんなまし!!
深みが全然ちゃいますわ!
僕と同じ失敗しないでおくれやす!

ドラマ見る時間無い人はYouTubeに落ちてる公式のOP見るだけでもええと思います。エレカシの『Easy Go』をバックに宮本が1人で暴れ回ってるだけなんですが、この1分に宮本が凝縮されてます。濃すぎるので3:7で水に薄めて召し上がれ。



さて、本題の映画の感想ですが…


いや、赤道かよ!!!
言うぐらい暑いです、もはや熱いです。

季節でいうと、夏
音楽でいうと、ロック
国でいうと、ジブチ共和国
太陽系でいうと、金星
CoCo壱でいうと、10辛
芸能人でいうと、修造。

とにかくHOTです。
熱すぎて発電所作れるんちゃうか言うぐらい。

熱くて不器用で愚直な宮本をみんなで応援する映画。これスクリーンで見たかったな。絶対館内がアンフィールドみたいになりますやん。バルサ相手に逆転勝利しますやん。

ドラマ版から引き続きエレカシの曲が合いすぎてるし、役者もみんな良かったなぁ。

池松壮亮と蒼井優の体当たりの演技から発せられる熱量のすごいこと、井浦新は例によってまた井浦新やってるし、瀧はホンマにキメとったんか言うぐらい安定してるし、一ノ瀬ワタルと柄本時生はちょっと演技がクサかったけど、まぁ許容範囲。佐藤二朗はふざけてなくて良かった。


そして忘れてはいけないのが、歴史的快挙を成し遂げた1人の役者…








映画史上 最も理想的な上司ランキング


堂々の1位に君臨の


小田課長演じる 《 ほっしゃん。》



「ええやないのぉ、勝手しとったら。人間生きてること自体、ワガママやねんから。みーんな敵や思ったったらええやないか。男一匹、千人でも万人でも敵に回したれよ、お前そういうヤツとちゃうんかぇ?」


痺れるわ、こんな上司おったら一生ついて行きます。
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