アキラナウェイ

やっぱり契約破棄していいですか!?のアキラナウェイのレビュー・感想・評価

3.2
映画館で観ようかと思っていたけど、予告であと一歩何か惹き込まれず、配信鑑賞しようと思っていた作品。

舞台がイギリスなので、イギリス英語訛り好きとしては楽しめた。

小説家志望の青年と落ちぶれた殺し屋が繰り広げるサスペンス・コメディ。

人生に絶望し、自殺未遂を繰り返すも失敗ばかりのウィリアム(アナイリン・バーナード)は、クビ寸前の殺し屋レスリー(トム・ウィルキンソン)に一週間以内に自分を殺してもらう契約を結ぶ。しかし、突如ウィリアムの前に魅力的な女性エリーが現れ—— 。

主演のアナイリン・バーナードは、故アントン・イェルチン似の青年。「ダンケルク」に出演。

トム・ウィルキンソンは、何処かでお見かけしたなぁと思っていたら、「フル・モンティ」「バットマン ビギンズ」「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」「グランド・ブダペスト・ホテル」と、見事な出演歴の名バイプレイヤーだった。

ごん太眉毛のヒロイン、フレイア・メイヴァーがめちゃんこキュート。

どうしても自殺したいけど、ある意味ラッキーなのか、何度も自殺に失敗してしまう主人公。

そしてノルマが足りず、失敗は許されないのに、どうしてもウィリアムを殺そうにも失敗ばかりしてしまう殺し屋。

自殺をテーマにしていながら、暗くなり過ぎず、絶妙な明るさと軽さが特徴的。

刺繍コンテスト優勝を目指す妻がいいキャラ。夫が暗殺者という事を知っている設定というのがまた良い。

エンドロールも刺繍風で何ともオシャレ。

劇場鑑賞に今一歩踏み出せなかったのも頷ける程、地味といえば地味。サクッと楽しむには悪くない。