1953年公開にしてまさかのカラー作品
岡田茉莉子がいなかっぺーのもんぺ下駄姿でほっぺが赤くてぷっくりしてて、すっごい子供っぽい
ケラケラ笑ってわーわー泣いて怒って感情豊か、全然イメージじゃない、こんな役もしてたんだーって
ストーリーは
東京と神奈川の境、都心には1時間で行ける距離なんだけど、めちゃくちゃど田舎が舞台
中心となるのは杉葉子の結婚問題
東京に働きに出ていてそこで小泉博といい仲になるんだけど
家の方では婿をとって農家の後継にしなくちゃいけないので、小林桂樹が候補になっている
岡田茉莉子は杉葉子の妹で都会に憧れていて、東京から下宿に来た学生(平田昭彦)に淡い恋心
でも杉葉子が小泉博と一緒になったら自分が小林桂樹と結婚させられるかもって悲観にくれたり
それぞれの恋の行方は如何に、、、ってお話
コメディシーンも多くて楽しめる映画
小林桂樹や東野英治郎なんかはそういうの上手いし、今作では岡田茉莉子も三枚目的に盛り上げます
小林桂樹がまだおっさんぽくなくて気さくなお兄さんて感じなのも新鮮です
ラストは多少複雑な気はするけど、みんな幸せそうだしハッピーエンドって言っていいと思う
やっぱり親や妹を犠牲にしての幸せは選べないよねー、この時代ならなおさら
ただ小泉博を諦めて小林桂樹に乗り換えるのが早い気がするw
この辺はストーリー上の都合で梨の花を使うためなんだろうけど、強引さも感じる