♪ラララ ゾロが戻ってきた
冒頭のテーマソングが耳に残る痛快劇。
ドロンが幾度となく映画化された黒マスクに黒マント、“キツネ”を意味するヒーロー怪傑ゾロに扮して悪を討つ。
いささか再観賞に不安だったが、なかなかどうして面白い。
調べれば監督はドゥッチオ・テッサリ、数々のマカロニウエスタンを世に出した名匠と知り、あの“マカロニテイスト”が本作の面白さなのだと納得。
さらに旧友と入れ替わったドロンのお惚けぶりやオルテンシアを演じるオッタヴィア・ピッコロの美しさも加わり、銃を剣に変えた決闘シーンやラスト10分のキャメラワークなど、派手なBGMが無くとも充分に楽しめる。
観賞前の不安も、冒頭のテーマソングで一気に解消だ。
219 2019