たりほssk

アラン・ドロンのゾロのたりほsskのネタバレレビュー・内容・結末

アラン・ドロンのゾロ(1974年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

怪傑ゾロ、名前しか知らなくて勝手にノワールものだと思っていたのですが、見始めてテーマ曲(?)が妙にのどかで、あれ、これは一体…………?
本作では、なんとゾロは、不当な植民地支配に苦しむ土地の人々を助ける老若男女に愛されるヒーローだった!何でも原作はアメリカで、映画化もいろいろされているとか。知らなかった~!

表向き頼りがいのない提督を装ったゾロが、圧政を強いる支配者たちを相手に大活躍。颯爽と馬を乗りこなし、身のこなしも軽く見事な剣術で敵を倒していく。その戦いぶりは、CGのない人間サイズで、アイデアと工夫が満載でした。(ウエルタ大佐との戦いは見ごたえありました!)何だか見ていて懐かしいような、お正月からほのぼのとした気分になりました~。

そして何しろアラン・ドロンがやっぱりかっこよすぎる……ゾロの衣装も最高に似合ってるし。途中オルテンシア嬢がこっそり馬車に乗ってきて「私も一緒に行く!I love you!」などと言っても全く動じず、「民衆は必ず君を必要とする」とか言って、彼女を馬車から下ろし、自分は川に飛び込んで死んだふりを装うところなんか、最高にヒーローって感じですが、これをアラン・ドロンがやるともう反則級のかっこよさ。
誰にも真似できない唯一無二の永遠のスターだと思います。
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