まずポスタービジュアルからして気になっていた作品。
『馬々と人間たち』のベネディクト・エルリング監督だから、ひと筋縄ではいかないなと思ってましたが。
やはりひとクセもふたクセもある人間ドラマでした。
アイスランドの美しい風景に似つかわしくない送電線。
主人公ハットラは、環境活動家として、大切な自然を守るべく、孤軍奮闘。
信念を貫き、なんと送電線をぶった切っていきます。
そこに念願だった、養子の報せが飛び込んできて・・
ハットラ姉さんがやってることは犯罪なわけですが。
描き方がいちいちシュールで、終止ニヤけて観てしまいました。
それがちょっと飽きてきて、この先どう決着するんだろうと思ったところで、まさかの急展開。
ベタな手法ですが、はい、まんまと驚かされましたよ。
ラストでは環境問題に対する、メッセージも伝わってきましたしね。
高い点数の作品というよりも、記憶に残る映画でした。