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無垢なる証人のmurafishのレビュー・感想・評価

無垢なる証人(2019年製作の映画)
4.3
『無垢なる証人』法廷モノ。自閉症を抱える少女が、事件の唯一の目撃者、という設定。『幼い依頼人』も度肝抜かれたが、それ以上かもしれない。

何となく結末は予想ついてしまうものの、ストーリーの力強さがその印象を消し去る。この映画で語っていることがすべてではないとは思うが、自閉症の人への理解、関心、尊敬の念を呼ぶという意味でもすごく貴重な作品ではないか。

『私の頭の中の消しゴム』のチャンウソンが葛藤して成長する弁護士役。あらためて「法廷」という場で「思い」を語る映画そのものの魅力を感じた。見終わったあと、ラストのシークエンスだけ3回も見返してしまった。。超オススメです。
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