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無垢なる証人のかのネタバレレビュー・内容・結末

無垢なる証人(2019年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

いい話…だとは思うのに弁護士側の主人公が終盤の立ち回りをしてしまう脚本に違和感が残る。
事件の有罪を唯一裏付ける証人を責め立てる立場にある主人公が善悪の狭間で揺れることに意味があるのだとはわかっていても、あんなんで覆るような判決を検事側が二審までに立証できてないってのがどうしてもご都合。

なあなあで適当な仕事をしている検事に憤った主人公があの行動に踏み切るような展開ならばまだ納得感があるものの、作中に出てくる検事は証人に対して真摯に向き合っていて且つ偏見も持っていないという設定のせいで尚更引っかかる。(法廷での場数が少ないことを示唆するような描写はあったけど、にしても無能すぎ)

真相が判明していない序盤から一貫して自閉症の子が正しいんですよとでも言いたげな演出もなんだかなあ。

設定は興味深いのに映像から何までが韓流ドラマの延長上って感じで非常に勿体ない。
か