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無垢なる証人のLEGIONのレビュー・感想・評価

無垢なる証人(2019年製作の映画)
3.5
物語の軸としてはサスペンス要素のある法廷ものだったが、弁護士である主人公が自閉症の子や父親などと心を通わせていくヒューマンドラマ的な要素が強く感じ、自分を愛して他人を愛すためにどう生きていくかを学べた。ヒューマンドラマの質が高かった分、サスペンス的な要素がとてもチープに感じた。
裁判で行われる弁護などエンタメ的な展開に振り切っていてリアリティが全く感じず、自閉症の子の能力も都合よく物語の展開に利用されていて違和感をかなり覚えた。周囲の音に敏感で耳を塞ぐ仕草が自閉症の子に見られたが、耳を塞いでる時よりも周囲の音が大きい時に耳を塞いでない箇所が多く見受けられたため、徹底してキャラクターや演出を描いて欲しくはあった。
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